日暮れが早い季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか？

今年も残りわずかとなりました。悔いない一年にしましょう。

そして、また新たに素敵なおうちが完成いたしましたので、【さんわ四季報2022年冬号vol.84】に記載させていただきました。

自由な設計ならではの工夫とアイディア満載の住宅になっておりますので、ご紹介いたします。

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笑顔溢れる3世帯家族が暮らすバリアフリーなおウチ

祖父母世帯＋親世帯＋子世帯の三世帯が暮らすN様邸。「親も年を取ってきて、以前の家では段差が多く、車椅子やカートを押して生活するのは難しく、また災害も多くなってきているので、性能の良い安心して住める家がいいと考え、生まれ育った愛着のある自宅の建て替えを決めました。」とご主人。高気密高断熱住宅は冬、どこにいても暖かく安心感があると快適な暮らしに皆さん喜んで下さっています。世帯ごとの生活リズムを大切にしているN様ご家族。「一緒に生活をしているけれど、お互いの距離は上手く保てるようにしています。当初、食事は世帯ごとに作っていましたが、最近は出産と子育てで忙しい息子家族の分も一緒に作って助け合っています。」と奥様。世代の違うご家族がプライバシーを大切にしながら楽しく暮らす様子を見せて頂きました。

段差の少ない玄関

車椅子の出入りも考慮して間口を広くとった玄関は、段差も出来るだけなくしました。手すりも設置したことで、よりスムーズな出入りを可能にしています。

安心して歩行できる廊下

リビングダイニングから御祖父母様の部屋までまっすぐに続く廊下は車椅子でも通れる広い幅を確保しました。カートを使って歩行する御祖母様も安心して部屋の移動ができます。廊下の照明は部分的に人感センサーを取り入れているので、夜遅くトイレに行く時も安心です。

階段もバリアフリーなつくり

段差を低く、横幅を広くとった階段は、御祖父母様だけでなくどなたにも優しいつくりとなっています。「大きな荷物を運ぶ時に広くてとっても助かります。」と奥様。階段途中には、新築完成時にプレゼントさせて頂いたバラの花束をドライフラワーにして飾って下さっていました。

寝室からすぐに行けるトイレ

奥様が気にかけて、御祖父母様の寝室は玄関、トイレ・お風呂場に近い場所に配置しました。特にトイレは廊下を挟んですぐの場所にあり、御祖父母様の生活しやすいように考えられた間取りになっています。

広い開口幅のトイレ

広い開口幅が取れる2枚引きタイプの扉をつけたトイレ。「一時期、おじいちゃんが車椅子を利用していたのですが、入口も室内も広くてとても助かりました。」一般住宅では珍しいほどの広く使い勝手を考慮したトイレは、可能な限り自分の事は自分で出来るようにと考えられた思いやりのあるつくりです。

2WAYで暮らしやすい生活動線

①外出・帰宅時のスムーズな動線が生まれるウォークスルータイプのシューズクローゼットは、階段下を活用して広い収納スペースを確保しています。

②洗濯機のある洗面室は廊下とキッチンから入れる2WAY。「当初、キッチン側からの扉は考えていなかったのですが、こちらからも出入りできた方が、家事がスムーズと提案してもらいました。実際にとっても便利で、毎日家事がスムーズです。」と奥様。

わんちゃん専用スペース。ご主婦の主寝室。

ご夫婦の寝室にあるワンちゃんの部屋。犬目線の位置に小窓を設けて外も眺められるように。家族の一員であるワンちゃんも専用の居場所があって嬉しいですね。ご夫婦の主寝室はリラックスできるお洒落な空間に。お孫様も、よく遊びに来られるようで、景色も良く、なんと夏は花火も見れるそうです。羨ましいですね。

ミニキッチンがある便利な部屋

若夫婦様の部屋にはミニキッチンを設けました。小さなお子様がいる生活にはとっても便利だそうで「夜中のミルクもキッチンまで行かずに作ることが出来ますし、お風呂上がりもバタバタしていても、すぐにミルクを作れるので流し台があって良かったです。」と若奥様。プロのドラマーを目指していた息子様の本格的なドラムセットもあり、寝室としてだけでなく趣味も楽しめるプライベート空間です。

小高い丘にある畑と牛舎！？

数年前まで三代に渡り酪農を営んでいたN様。ご主人の代では、大会に出場し素晴らしい賞を受賞するなどご活躍されていました。ご自宅のそばの小高い丘の上にある牛舎も拝見しました。約35頭を育てていたそうで、当時の貴重なお話を聞かせていただきました。ご自宅と牛舎の間には息子さんの畑があり、見晴らしも良くとても気持ちの良い場所でした。

笑顔が絶えない3世代ご家族

無邪気なお孫様の笑顔が3世代ご家族の絆を深め、お互いの気遣いも程々に、上手な関係を作られている素敵なご家族と感じました。ご家族の思いが詰まった住まいで、これからも笑顔溢れる暮らしをされていくと思います。これからも末長くお付き合いさせて頂ける様、精進させていただきます。取材にご協力頂きありがとうございました。